ショート丈ジャケットとショートパンツが春夏の人気アイテムとなっています。ショート丈ジャケットは２００５―２００６年秋冬のパリ、ミラノコレクションでも引き続き様々なメゾンが力を入れていました。

　「バーニーズ・ニューヨーク（BARNEYS NEWYORK）銀座店」や「チェンジズ・ユナイテッドアローズ」、松屋銀座、プランタン銀座では短めの羽織り物が人気を呼んでいます。コンパクトなジャケットをメーンに、ケープやパーカー、カーディガンなど、様々なタイプのショート丈商品がそろっています。

　夏を意識してか、綿や麻などの通気性・吸湿性に優れた天然素材の商品が目に付きます。色もベージュ、白などのナチュラルカラーが主流です。

　組み合わせ提案としては、インナーはタンクトップやキャミソールなどとのセクシーでフェミニンなセットアップを押しています。ボトムは人気のプレミアムデニムとの組み合わせが効果的です。

　「ボレロ丈」とも表現されるこうしたショートジャケットは２００５―２００６年秋冬のパリ、ミラノコレで引き続き注目アイテムとなっていました。「グッチ」「ドリス・ヴァン・ノッテン」「クロエ」「クリスチャン・ディオール「Ｄ＆Ｇ」「エンポリオ・アルマーニ」などがショートジャケットに力を入れていました。東京コレでも「リツコ・シラハマ（白浜利司子）」「イリアド（野田源太郎）」などがショートジャケットを採り入れていました。

　２００４年から先行して流行しているショートジャケットを追いかけるように人気が出てきたのがショートパンツです。「短パン」と言うと、子供っぽいイメージがありますが、今のトレンドは「大人のショートパンツ」。カジュアルすぎない演出がポイントです。

　素材も従来のコットンや麻とは異なり、ウールやシルクなどの上質な素材を使ったてショートパンツが目立ちます。色は黒や茶、グレー、紺などが好まれているようです。大人っぽい着こなしを目指すなら、サンダルやスニーカーは避けたいところです。ハイヒールを合わせるのが今風です。