fashion bible ファッションバイブル

「ファッションバイブル(fashion bible)」はファッション好きのためのニュースサイトです。
ニュースは毎日、随時更新。ブランド解説、人気セレクトショップの店頭レポート、ブログも掲載しています。
女性ファッションジャーナリストでバイヤーのrieが運営しています。

newsbrandshopblogprofilelinkbbsmailhome
 
news  
 
  (3/7) 「ZOE銀座」が3月9日オープン

 「クリスチャン・ラクロワ(Christion Lacroix)」「レオナール(Leonard)」「マックスマーラ(MaxMara)」の3ブティックが入った複合商業ビル「ZOE(ゾーエ)銀座」が3月9日、東京・銀座にオープンします。30歳以上の高額所得の女性層を主なターゲットにしたというコンセプトが受け入れられるかどうかが、注目を集めそうです。

 「ZOE銀座」は地上9階・地下2階建て。3ブティックのほか、飲食店6店、美容室1店の合計10店が入っています。プランタン銀座に近い銀座3丁目で、マロニエ通りと並木通りの交差点辺りという抜群の立地条件です。1店舗あたりの専有面積を400〜1300平方メートルと広めに取り、ゆったりとショッピングや飲食を楽しんでもらおうという設計になっています。

 1階には「クリスチャン・ラクロワ」。1、2階には「レオナール」「マックスマーラ」が入ります。「クリスチャン・ラクロワ」と「レオナール」はともに三共生興が、「マックスマーラ」はマックスマーラジャパンが運営します。

 「クリスチャン・ラクロワ」はバッグや靴を含めたフルラインを扱う店舗となります。発表資料では「フランスを代表する数少ないオートクチュールブランドのひとつ」と書かれていますが、同ブランドについてはLVMHモエヘネシー・ルイヴィトンが1月、米国で免税店チェーンを展開しているファリック・グループに売却すると発表したばかりです。「レオナール」もドレス類のほか、バッグ、靴、ベルト、スカーフ、ハンカチまでトータルに展開するそうです。

 「マックスマーラ」は国内最大規模の550平方メートルの売り場を確保。「マックスマーラ」「スポーツマックス」など全ブランドを展開します。「マックスマーラ」は晴海通りを挟んだ並木通りに銀座店を開いていますが、わずか数百メートルの場所にフルライン展開の旗艦店ができるということになります。

 3階には美容室の田谷が入居しました。「グランドタヤ ビューティー&リラクゼーション」と名付けた同社では最高級のサロンを運営します。

 地下1階と地上4〜9階に入居した飲食店は6店。フランス料理店「ひらまつ」やイタリアンレストラン「リストランテ アソ」を展開しているひらまつのイタリア料理店「アルジェント アソ(Argento ASO)」の第2号店が8〜9階に入りました。

 「アルジェント アソ」の店舗面積は約1300平方メートルと、同社店舗としては最大。都心のレストランを見回しても最大級の広さとなります。東京・代官山にある「リストランテ アソ」は1997年にオープン。フランス料理出身のシェフ、阿曽達治氏がイタリア料理とフランス料理をクロスオーバーさせたメニューで人気を呼んでいます。

 ほかの飲食店は「自然式食堂餉餉(けけ)」「カジュアル・ニューヨーク・スタイル ギント」「板前料理 日月火(にちげっか)」「夜上海(イエシャンハイ)」。地下1階の「マイ・ハンブル・ハウス・トーキョー」はオリエンタル調の新感覚ナイトクラブ。シンガポールのレストラン会社が企画に参加しました。

 同ビルの開発を手がけたのは三井不動産。コレド日本橋、交詢ビルディング(「バーニーズ・ニューヨーク銀座店」含む)を開業させたノウハウが「ZOE銀座」でも生かされているようです。

 「ZOE」とは、英語で「zeal(「熱意」という意味)」「originality」「elegance」の頭文字をとった造語です。ギリシャ語の「ZOE」には「生命」という意味もあるそうです。

>>最新へ
 
newsbrandshopblogprofilelinkbbsmailhome
fashion bible all rights reserved.