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  (2/18) 「ジャン・ポール・ゴルチエ」の新ライン

 フランスのデザイナー、ジャン・ポール・ゴルチエ(Jean Paul Gaultier)氏が手がける、日本での新ライセンスブランド「ジャンポール・ゴルチエ フュージョン」が2005年春夏から本格的にスタートしました。コレクションラインの「ジャン・ポール・ゴルチエ」とは別物の日本向けライセンスブランドとなります。ゴルチエ氏を無名時代から育ててきた、アパレルメーカー大手のオンワード樫山がライセンス契約を結び、生産・販売を担当します。

 ゴルチエ氏は2004―2005年秋冬から、フランスの老舗ブランド「エルメス」の主任デザイナーを務めています。フランスのジャン・ポール・ゴルチエ社もエルメス社からの出資を受け入れました。その後、ゴルチエ社は日本でのブランドイメージを高める狙いから、輸入品重視のスタンスを示しています。デザイナー本人はエルメス側の関与を否定していますが、今回の日本でのブランド展開手法の変更は、35%を出資したエルメス側の意向が強く働いた結果とみられています。

 2004年にオープンした東京・丸の内の新型店「ジャンポール・ゴルチエ丸の内仲通り店」は輸入品主体の商品構成となっています。丸の内仲通り店は、オンワードとゴルチエ社の共同出資で設立された新会社、フュージョンが運営しています。

 国内で直輸入品の比率が高まることを受け、オンワードは値ごろ感のあるライセンスブランドとして「フュージョン」を新たに立ち上げました。「フュージョン」は実質的にセカンドラインの位置付けとなります。ジーンズの新ブランドも2005年春から欧米でスタートしており、ブランド構成は一気にバリエーションが広がることになります。

 ブランド名は無国籍料理の「フュージョン(fusion、英語で「融合」という意味)」から命名。日本人向けに日本で企画し、主にコレクションラインの顧客よりも若い層をターゲットにしているようです。

 「ジャン・ポール・ゴルチエ」ブランドとしてファッションショーで発表した作品は、「フュージョン」としてはライセンス商品化しません。「フュージョン」はコレクションラインとは全く異なる商品群となります。


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