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  (2/16) 2005―2006年秋冬ニューヨーク・コレクション速報 「アレクサンドル・ヘルシュコヴィッチ(Alexandre Herchcovitch)」

 ブラジル出身のアレクサンドル・ヘルシュコヴィッチ(Alexandre Herchcovitch)氏はピンクをポイントにあしらった、ラテン調の華やかなマルチカラーでランウェイを盛り上げてくれました。

 何人ものモデルにかぶらせたのは、反り上がったつば付きの円錐形の帽子。サーカスのアルルカン(道化師)を思わせるユーモラスな形で、リオのカーニバルのようなにぎやかさを演出しています。

 ピンクとともに、多用していた色は、光沢のあるグリーン。ピンクのインナーと茶色のアウターの組み合わせも目立ちました。花柄プリントも随所にあしらわれています。

 小物が目を引きました。何度も登場したのは、首からペンダント風に提げた、ユリのような花一輪を使ったアクセサリー。一輪だけを使うパターンや、3個程度一度に提げるパターンも。動物の顔をモチーフにした靴はほほえましいデザインです。

 ヒットしそうなアイテムとしてはショートジャケットと七分丈パンツが挙げられます。首元のリボン風ボウタイ、スカーフ使いも目新しく感じました。細い1本のリボンを使ったり、ボリュームのあるリボンで胸元を埋め尽くしてみたり。バリエーションも豊富でした。

 タンゴの楽団が音楽を担当。アコーディオンに似た、タンゴに欠かせない楽器「バンドネオン」やバイオリンを抱えたミュージシャンらがキャットウォークをモデルに付き従うように歩きました。

 ヘルシュコヴィッチ氏はサンパウロ出身。南米最大級のコレクション「サンパウロ・ファッションウイーク」のほか、パリ・コレクションにも参加しています。ニューヨーク・コレクションには1999年から参加しています。全体としてはシックでいながら、パンチのきいた原色をアクセントに使うデザインで知られています。

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