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  (1/14) 「ラルフ・ローレン」、インポート主体に

 米国のブランド「ポロ・ラルフ・ローレン(Polo Ralph Lauren)」がインポート商品を主体にした新店舗を出店するそうです。これまではライセンス商品がメインとなってきましたが、新たに出す直営店ではインポートを柱にしていくようです。

 近年、ブランドビジネスで目立つのは、日本での展開を、欧米の本社が主役になってコントロールしていこうという動きです。基本的にはライセンス商品の比率を下げ、インポート主体に切り替えることによって、ブランドのステータスをアップさせる狙いがあるようです。

 今回の「ラルフ・ローレン」も同様の動きと言えるでしょう。ニューヨークに本社を置く米ポロ・ラルフ・ローレン・コーポレーションは2004年、日本法人のラルフ・ローレン・リテール・ジャパンを設立しました。東京・表参道に開く新直営店は、この日本法人が運営します。米国本社が直轄で運営する国内店舗は初となります。

 「ラルフ・ローレン」は看板商品であるポロシャツのイメージが強いこともあって、日本ではカジュアルウエアとして認知されてきました。しかし、米国では2005年春夏ニューヨークコレクションでトリを務めたことからも分かるように、高級ブランドとしての評価を受けています。今回の日本でのブランド戦略見直しの背景には、こうした「ポロ=カジュアル」イメージに対する米本社筋の不満があるようです。

 「ラルフ・ローレン」商品を扱う企業としては、既にポロラルフローレンジャパンがあります。同社は米ポロとオンワード樫山、西武百貨店が出資した合弁会社です。東京・銀座の直営店を運営し、全国の百貨店にも出店しています。今後は米国本社の意向を強く反映した新日本法人との二本立てでブランド展開が進むことになり、「ラルフ・ローレン」ファンにとっては米国直営店と日本直営店を見比べて買う必要が出てきそうです。

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